吉永製作所

2023/10/12 19:44

今年仕入れるヒノキの丸太を見せていただくため、真樹フォレストの森山さんに山を案内していただきました。林道は等高線沿いに作られているので、思ったより勾配はなだらかで、四駆の普通車で伐木の現場まで行くことができます。ワイヤーで丸太を引っ張り出すなど、無駄な手間やコストをかけないよう、計画的に作道しているそうです。手入れと間伐がきれいに行き届いているので、木漏れ日がキラキラ差し込んでいます。そして、空気が澄んでいて、ヒノキの香りがとても気持ちいいです。

毎年注文している丸太は、末口(丸太の上に伸びた方)で24㎝以上でお願いしているのですが、その理由は、奥行18~20㎝のまな板ができるだけ多く取れるようにするためです。今回、初めて現場の方にお会いしてお伝えすることができたことが一番の収穫でした。仕事への気持ちが高まります。いつもわがままを聞いてくれてありがたいです。

現在、伐木している丸太は樹齢約60年だそうで、次にこの山から伐木するのは10年後。そのため毎年エリアを転々としながら出荷しているのだとか。60年前からバトンを受け継ぎ、木の手入れ、山の手入れを地道に続けて、やっとこさ収穫できる木なので、大切に使っていい物を届けられるよう励みたいと思います。